新規事業として黒染め加工を開始してから、まもなく1年が経過します。この1年間、品質向上に向けた設備の整備や試作検証を重ねてまいりました。しかしながら、新たなお取引先の獲得という面では、まだ十分な成果を上げられていないのが現状です。

その背景を改めて見つめ直したところ、もっとも大きな課題として浮かび上がったのが、「サクラダ工業」という社名や、当社が提供する黒染め加工が十分に認知されていないことでした。どれだけ技術を磨いても、まず知っていただかなければ検討の土俵にすら乗ることができません。

そこで私たちは、「まずは当社を知っていただく機会を自らつくろう」と考え、来年度に展示会へ出展することを決意しました。


黒染め加工開始から1年。新規顧客開拓という課題

黒染め加工は、鉄や鋼に対して黒色酸化皮膜を形成し、防錆性・反射防止性・外観性を高める金属表面処理のひとつです。製造業の幅広い分野で利用される加工ですが、ニッチな技術であるがゆえに、企業によっては「黒染め」という加工名すら馴染みがないケースもあります。

そうした状況の中で、新規顧客の開拓を進めるためには、加工品質だけでなく、技術の存在そのものを知っていただくことが最優先であると感じました。


認知度不足を痛感し、展示会出展を決めた背景

当社の黒染め加工は、社内の板金加工技術と組み合わせることで、一貫対応による短納期化細やかな仕様調整に強みがあります。しかし、その強みを知っていただく機会が圧倒的に不足していました。

そこで、より多くの製造業関係者の皆さまに直接ご紹介できる場として、展示会出展は最適な方法であると考えました。

展示会では、

  • 黒染め加工の実物サンプルを見ていただける

  • 加工工程や特徴をわかりやすく説明できる

  • 調達担当者・設計者の方々と直接話せる
    という多くのメリットがあり、当社の認知度向上に大きく貢献すると期待しています。


初めての展示会出展。製造業の企業が挑戦する理由

展示会への出展は当社にとって初めての試みであり、正直なところ不安もあります。しかし、展示会には多くの製造業企業が参加し、

  • 新規顧客の発掘

  • 自社技術のPR

  • 他社とのネットワーク構築
    といったメリットが得られる場として高く評価されています。

また、黒染め加工のように「実物を見てもらうことで価値が伝わる技術」において、展示会は非常に相性が良いと考えています。


各務原市金属団地の企業から学んだ展示会ノウハウ

展示会出展の検討を始めたばかりで右も左もわからない中、同じ各務原市金属団地に所属されている信栄ゴム工業株式会社様より、過去の出展経験にもとづくノウハウを教えていただきました。

  • どの規模の展示会から始めるべきか

  • 来場者が注目する展示物のポイント

  • ブースでの説明方法の工夫
    など、初めての企業が理解しにくい点まで丁寧にご助言いただき、大変心強く感じています。

地域企業同士のネットワークは、製造業ならではの大きな強みだと改めて実感しました。


展示会に向けた今後の準備とサクラダ工業の取り組み

展示会出展に向けて、今後は以下の準備を進めてまいります。

  • 黒染め加工のサンプル展示品の制作

  • 加工工程をわかりやすくまとめたパネル制作

  • 板金加工~黒染め加工の一貫対応を示す資料作り

  • 来場者に「サクラダ工業」を覚えていただくためのPR設計

展示会への挑戦は、当社の認知度向上はもちろん、黒染め加工を必要とされる企業の皆さまとの新たな出会いにつながると考えています。


まとめ ― 黒染め加工をもっと知っていただくために

今回の展示会出展は、サクラダ工業にとって大きな挑戦であり、黒染め加工の存在と技術を広く知っていただくための第一歩です。
今後も準備の進捗や当日の様子をブログで発信し、黒染め加工の魅力や当社の技術力を多くの方にお届けしてまいります。

引き続き、サクラダ工業をどうぞよろしくお願いいたします。